*06:53JST NY債券:米長期債相場はもみ合い、早期利下げ観測はやや後退 15日の米国長期債相場はもみ合い。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「インフレ率が予想通り低下すれば、2024年第3・四半期には利下げを開始できる」と述べたことが意識された。この発言を受けて来年前半に利下げが開始される確率はやや低下。イールドカーブはフラットニング気配で推移した。

CMEのFedWatchツールによると、15日時点で2024年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.25-5.50%となる確率は89%程度。2024年3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は70%程度。10年債利回りは3.926%近辺で取引を開始し、一時3.971%近辺まで上昇したが、米国市場の中盤にかけて3.892%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて3.911%近辺で推移した。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-53.00bp近辺、2-30年は-43.30bp近辺で引けた。2年債利回りは4.44%(前日比:+6bp)、10年債利回りは3.91%(前日比0bp)、30年債利回りは、4.01%(前日比:-1bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場はもみ合い、早期利下げ観測はやや後退