*13:37JST 米国株見通し:下げ渋りか、目先の金融政策方針を注視 (13時20分現在)

S&P500先物      4,485.00(-5.00)
ナスダック100先物  15,348.25(-27.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は40ドル安。長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


19日の主要3指数は反落。序盤の下げ幅拡大も終盤にかけてやや持ち直し、ダウは106ドル安の34517ドルで取引を終えた。原油相場の上昇は一服したが、高値圏を維持しインフレの押し上げ要因として警戒が続いた。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測を背景に長期金利は上昇基調に振れ、株売り優勢の展開に。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)での政策内容を見極めるムードが広がるなか、売りは徐々に縮小した。


本日は下げ渋りか。FOMCでは政策金利据え置きの公算で、当局者による金利見通しを示すドット・チャートが注目される。声明やFRB議長会見でインフレ抑止に向けタカ派的なスタンスが堅持される見通しで、引き締め長期化観測による金利高で株売り先行となりそうだ。ただ、次回11月の会合でも一部で利上げ見送りが期待され、極端な下げは想定しにくい。一方、フェデックスの決算発表は目先の手がかりとして注視されそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、目先の金融政策方針を注視