*04:10JST 8月31日のNY為替概況 31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円22銭へ強含んだのち、145円35銭まで下落し、引けた。

米8月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったほか、新規失業保険申請件数も予想外に減少し労働市場の強さが示され、一時ドル買いが強まった。その後、雇用統計の発表を控え、利上げ終了の思惑などに金利低下に伴いドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0885ドルへ強含んだのち1.0835ドルまで下落し、引けた。
欧州中央銀行(ECB)の議事要旨によると、スタグフレーション懸念も浮上したことが明らかになりユーロ売りにつながった。

ユーロ・円は158円71銭から157円62銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.2697ドルから1.2653ドルまで下落した。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が英国の金利を一段と引き上げる必要がない可能性を示唆したため9月の25BP利上げ観測が後退。

ドル・スイスは0.8808フランから0.8846フランまで上昇した。


[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.8万件(予想:23.5万件、前回:23.2万件←23.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:172.5万人(予想:170.6万人、前回:169.7万人←170.2万人)
・米・7月コアPCE価格指数:前年比+4.2%(予想:+4.2%、6月:+4.1%)
・米・7月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.3%、6月:+0.3%)
・米・7月個人消費支出(PCE):前月比+0.8%(予想:+0.7%、6月:+0.6%←+0.5%)
・米・8月シカゴ購買部協会景気指数:48.7(予想:44.2、7月:42.8)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 8月31日のNY為替概況