*11:10JST 米国株見通し:伸び悩みか、リスク資産買いは慎重 (11時00分現在)

S&P500先物      4,515.50(+9.50)
ナスダック100先物  15,320.00(+49.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は30ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


14日の主要3指数は堅調。伸び悩む場面もあったが終盤は上げ幅を拡大し、ダウは26ドル高の35307ドルと3日続伸で取引を終えた。手がかりが乏しいなか、中国経済の不透明感から関連銘柄には買いが入りづらい地合いとなった。一方、足元の経済指標でインフレ高止まりを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続への思惑も買いを抑制。ただ、長期金利の上昇は限定的で、ハイテク関連への買いが終盤の相場を支えた。


本日は伸び悩みか。中国経済の先行きが懸念されるなか、本日発表された小売売上高や鉱工業生産が材料視される。一方、今晩の米国の小売売上高は前回から改善、逆にNY連銀製造業景気指数は悪化が予想され、FRBの引き締め方針を強く後押しする材料にはなりにくいだろう。長期金利の上昇が引き続き抑えられればハイテク関連を中心に買いが入りやすい。ただ、リスク選好ムードは広がらず、リスク資産の買いは慎重とみられる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、リスク資産買いは慎重