*07:16JST NY株式:米国株式市場は反発、インフレ鈍化を好感 ダウ平均は383.19ドル高の34,029.69ドル、ナスダックは236.94ポイント高の12,166.27で取引を終了した。

3月生産者物価指数(PPI)が予想を下回りインフレ鈍化が確認されたほか、週次新規失業保険申請件数が労働市場の逼迫緩和を示唆したため、利上げ停止期待が高まり上昇して始まった。金利先高観の後退を追い風にハイテクが相場をけん引し、終日堅調に推移した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や小売りが上昇した一方で、不動産が下落した。

電気自動車メーカー、リビアン(RIVN)は2024年の黒字転換見通しを示しことで堅調推移。同業のテスラ(TSLA)も来週の決算を期待した先回り買いで上昇。メキシコ料理レストランのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)はアナリストが今月末に発表される決算に楽観的な見通しを示したため上昇。アパレルのVF(VFC)はアナリストの投資判断引き上げで買われた。一方、航空会社のデルタ(DAL)は第1四半期決算で燃料コスト上昇が影響する形で損失を計上したほか、夏に向けた強い予約で収益増を見込むとしたものの警戒感が払しょくせず小幅安に終わった。デジタル・ソリューションプロバイダーのウェスタン・デジタル(WDC)はハッカーから大金の支払いを強要されていると報じられ、売られた。

(Horiko Capital Management LLC)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株式市場は反発、インフレ鈍化を好感