*07:52JST NYの視点:米長期金利低下でドル買い抑制の可能性 3日のドル・円は、東京市場では132円82銭から133円76銭まで上昇。欧米市場では133円65銭から132円21銭まで反落し、132円38銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に132円台で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。

3日の米国債市場で10年債などの利回り水準は下落。米供給管理協会(ISM)がこの日発表した3月製造業景況指数は46.3と2020年5月以来の低水準となったことが要因。3月の新規受注は急低下し、製造業活動はさらに低下する可能性があるとみられている。OPECプラスが追加減産を決定したことも債券利回りの低下につながったようだ。報道によると、イエレン米財務長官は「OPECプラスが決めた追加減産は世界経済見通しを巡る不確実性を高める」との見方を伝えた。市場参加者の多くは5月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利上げが決定されると予想しているが、成長見通しが一段と悪化した場合、「年内利下げの可能性は高まり、ドルに対する弱気な見方が増える」との声も聞かれている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米長期金利低下でドル買い抑制の可能性