22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円91銭から132円72銭まで上昇し、引けた。米国の7-9月期GDP確定値が上方修正となり、週次新規失業保険申請件数も予想を下回ったことが好感され、ドル買いが強まった。ただ、11月景気先行指数は予想以上に悪化して9カ月連続の低下となり、ドル買いはやや後退した。

 ユーロ・ドルは1.0638ドルから1.0573ドルまで下落し、引けた。欧米株安のなか、対欧州通貨では安全逃避的なドル買いもみられたもよう。ユーロ・円は140円55銭から140円04銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.2063ドルから1.1993ドルまで下落。英国の7-9月期GDP改定値の下方修正によるポンド売りが続いたもよう。ドル・スイスフランは0.9258フランから0.9322フランまで上昇した。

[経済指標]
・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+3.2%(予想:+2.9%、改定値:+2.9%)
・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+2.3%(予想:+1.7%、改定値:+1.7%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:22.2万件、前回:21.4万件←21.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:167.2万人(予想:167.5万人、前回:167.8万人←167.1万人)
・米・11月景気先行指数:前月比-1.0%(予想:-0.5%、10月:-0.9%←-0.8%)

<KK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 12月22日のNY為替概況