以下は、フィスコソーシャルレポーターのファイナンシャルプランナー・個人投資家「松田梓」氏(ブログ:「FP STYLE」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2022年12月18日12時に執筆

早いもので、今年は残り2週間を切りました。

今年1年の株式相場を振り返ってみると、新年初日の2022年1月4日、500円以上値上がりして始まった日経平均株価は、翌日、29,388円をつけ年初来高値となり、その後は上がったり下がったり25,000円~29,000円程のレンジで方向感のない相場でした。日経平均株価はなかなか3万円の壁を越えてくれませんね。

今年の干支は寅、来年は卯となり、株式相場には様々な格言がありますが、干支にちなんだ格言は「子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる、辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる」があります。

日経平均株価の算出が1950年に始まり今年で72年となり、干支はちょうど6周しました。過去6回の寅年相場を振り返ってみると、寅年の勝率は1勝5敗と干支のなかでは最下位です。今年は難しい相場だったのかもしれません。

来年の干支である卯年の勝率は4勝2敗。来年以降、相場格言では「卯跳ね、辰巳天井」と株価上昇が期待できそうな3年間になります。こういった相場格言として伝えられているアノマリーは「明確な根拠はないが、よく当たる相場での経験則」であるため参考程度にはなりますが、これからNISA拡充など株価上昇の追い風となるような制度変更を控えており、卯年の先に控える「辰巳天井」に向かって来年は力強く株価が上昇することを期待しています。

----
執筆者名:ファイナンシャルプランナー・個人投資家 松田梓
ブログ名:FP STYLE

<TY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 FP・個人投資家 松田梓:干支で振り返る今年の株式相場と来年の相場展望【FISCOソーシャルレポーター】