1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円32銭から135円21銭まで下落して135円35銭で引けた。米10月コアPCE価格指数が予想通り前月から鈍化。さらに、11月ISM製造業景況指数が予想以上に低下しパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で初めて活動縮小となったほか、米10月建設支出も伸びが予想以上に鈍化したため景気後退懸念が一段と強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑に長期金利低下に伴うドル売りが加速。

ユーロ・ドルは、1.0433ドルから1.0534ドルまで上昇し1.0525ドルで引けた。ユーロ・円は143円13銭まで上昇後、142円07銭まで反落。米景気後退懸念にリスク回避の円買いが加速。ポンド・ドルは、1.2181ドルから1.2312ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9453フランから0.9365フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米経済指標悪化で利上げ減速正当化、ドル全面安