11日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米インフレ高進で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速が期待され、金利高を手がかりにドル買いは継続。ただ、日本政府は円安けん制姿勢を強め、ドルは上値を抑えられそうだ。

前日海外市場は7日の強い米雇用統計を消化し、米FRBによる引き締め加速の思惑からドル買い優勢に。また、ウクライナ情勢の悪化もドル買いを後押しし、ユーロ・ドルは0.9680ドル台に軟化、ドル・円は145円80銭に浮上。本日アジア市場は米金利先高観で、ドル買い基調に振れやすい。ただ、日経平均株価の大幅安でやや円買いの流れ。ドル・円は上昇基調を維持したが、日本の円安けん制を受け、ドルの上値の重さが目立つ。

この後の海外市場は米金利先高観から、ドル買い地合いに変わりはない。米インフレ高進を背景に11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の大幅利上げが期待され、金利高・ドル高は継続しそうだ。ただ、9月22日に日本政府が実施した円買い介入のポイントが意識され、警戒感から円高方向に押し戻される見通し。鈴木財務相は主要20カ国財務相・中央銀行総裁会議で日本の立場を説明する方針で、円安阻止の考えを改めて強調している。

【今日の欧米市場の予定】
・01:00 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(NYエコノミッククラブ)
・02:00 米財務省・3年債入札
・IMF世界経済見通し


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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利高でドル買い継続も日本の円安けん制で