米7月企業在庫は前月比+0.6%となった。6月+1.4%から伸びが鈍化し、昨年5月以降1年ぶり低水準の伸びにとどまった。企業売上高は-0.9%と、6月+1.2%からマイナスに落ち込んだ。売上在庫比率は1.32。

事前に発表された米8月鉱工業生産は前月比-0.2%と、7月+0.5%から予想外にマイナスに落ち込んだ。また、同月設備稼働率は80.0%と、予想外に7月80.2%から低下。

7月企業在庫は昨年5月来の低水準の伸び、鉱工業生産が予想外のマイナスに落ち込んだためドル買いが後退。ドル・円は143円35-40銭で伸び悩み。ユーロ・ドルは1.0000ドルを挟んだもみ合いとなった。

[経済指標]
・米・8月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:0.0%、7月:+0.5%←+0.6%)
・米・8月設備稼働率:80.0%(予想:80.2%、7月:80.2%←80.3%)
・ 米・7月企業在庫:前月比+0.6%(予想:+0.6%、6月:+1.4%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米7月企業在庫は昨年5月来の低水準の伸び、米8月鉱工業生産は予想外のマイナス、ドル買い後退