NY外為市場でドルは全面高となった。

米週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場のひっ迫があらたに証明されたほか、 8月ISM製造業景況指数も予想を上回る結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が計画通り長期にわたり金融引き締めを続けることを織り込み金利先高観に伴うドル買いが加速。米国債相場も続落し、10年債利回りは3.2932%まで上昇した。2年債利回りは3.5486%まで上昇し2007年来で最高。

ドル指数は109.977まで上昇し2002年6月来で最高値を更新した。ドル・円は139円20銭から140円22銭まで上昇し、1998円以降24年ぶりのドル高・円安を更新。ユーロ・ドルは1.0006ドルから0.9911ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.1499ドルまで下落し20年3月来の最安値を更新した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル全面高、FRBの積極的な利上げ観測強まる、経済指標が良好