- 週間ランキング
大幅続伸。前日のNY原油相場では、8月限WTI先物価格が前営業日比1.8%高の1バレル=109.57ドルにまで上昇、同社など石油関連株の買い材料につながっている。G7サミットにおいては、ロシアへの制裁強化を目的にロシア産石油価格に上限を設ける案で合意している。欧州向けの供給が一段と減少するとの見方から、需給逼迫が意識される形になったようだ。
壱番屋<7630>:4685円(-245円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.3億円で前年同期比22.8%減となっている。据え置きの上半期計画は18.9億円で同58.1%増益であるため、想定外の2ケタ減益決算と捉えられている。株価も高値圏にあっただけに、失望売りが優勢となっているようだ。国内既存店増収率が限定的にとどまったほか、フライオイルや弁当容器などの仕入価格高騰が響く形のようだ。
コーアツ工業<1743>:3700円 カ -
ストップ高買い気配。9月末を基準として1:3の株式分割を実施すると発表している。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。同時に9月期末の配当予想を修正、従来の50円から25円に変更しているが、株式分割換算前基準では、実質的に50円から75円への増配となる。また、株主優待制度に関しても、100株以上の株主に対する1000円のクオカード贈呈を継続。
アシックス<7936>:2406円(-44円)
大幅反落。米国市場取引終了後にナイキが決算を発表している。前日は2%強の下落となっていたが、決算を受けた時間外取引でも売りが優勢の展開になっている。国内スポーツ用品大手の同社にも売りが波及する形になっているようだ。ナイキでは、3-5月期決算が市場予想を上回ったものの、懸念された中国の売上高が低調であったほか、通期粗利益率の低調見通しなどを示しているもよう。
しまむら<8227>:11730円(+790円)
大幅続伸で年初来高値を更新。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は146億円で前年同期比12.3%増益となり、市場予想を10億円ほど上回る着地になっている。通期計画の521億円、前期比5.3%増は据え置き。値下げ率の抑制などによって粗利益率が想定以上に改善しているもよう。為替市場での円安の進行、原材料高などに対する過度な懸念が後退の方向に。
免疫生物研究所<4570>:406円 カ -
ストップ高買い気配。シスメックス<6869>と検体検査分野向け試薬の原材料開発に関する業務提携で合意したと発表している。免疫生物研究所の抗体ライブラリをシスメックスの測定プラットフォーム向けに最適化し、診断薬原材料として供給する。また、免疫生物研究所の強みである抗体開発技術を活かしてグローバル市場の診断ニーズに対応した抗体を開発し、シスメックスを通じて診断薬市場向け事業を拡大する。
バーチャレク<6193>:1177円(+141円)
大幅に4日続伸。グループのバーチャレクス・コンサルティング(東京都港区)とタイムインターメディア(東京都新宿区)の最適化AIプラットフォーム「TENKEI」のエンジンを三井不動産<8801>グループが運営するシェアリング商業プラットフォーム事業「MIKKE!」に提供したと発表している。同事業は出店場所や移動販売車などをシェアするサービスで、最適な出店スケジューリングを行うツールとしてTENKEIのエンジンを活用する。
きずなHD<7086>:1956円(+76円)
大幅に4日続伸。22年5月期の営業利益を従来予想の10.00億円から10.70億円(前期実績7.33億円)に上方修正している。新型コロナウイルスの感染拡大で葬儀単価が予想を下回った一方、広告宣伝投資の積極化で葬儀件数が1万0752件と前回予想より増加したため。内製化などのコスト抑制や人員採用の遅れも利益を押し上げる見通し。株価が2000円の大台を上回ったことも買いを呼んでいるようだ。 <ST>