24日の米国長期債相場は弱含み。この日発表された6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値は過去最低を更新したことを受け、長期債利回りは伸び悩んだが、5月新築住宅販売件数は年率換算で前月比+10.7%、69.6万戸と市場予想を上回ったことや米国株式の上昇を受けて利食い売りが観測された。この影響で長期債利回りはやや強い動きを見せた。

CMEのFedWatchによると、24日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%以上となる確率は、88%程度。12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.25-3.50%以上となる確率は、83%程度。10年債利回りは一時3.037%近辺まで低下したが、3.140%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて3.130%近辺で推移。

イールドカーブは、まちまちの動き。2年−10年は+6.30bp近辺、2−30年は19.50bp近辺で引けた。2年債利回りは3.06%(前日比:+5bp)、10年債利回りは3.13%(同比:+4bp)、30年債利回りは、3.26%(同比:+6bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、株高を意識した利食い売りが入る