21日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きで、127円後半から128円半ばに値を上げた。注目のG7財務相会合は従来の考え方を維持する方針と伝えられ、円安抑制の手がかりとはなっていない。一方、米10年債利回りは持ち直し、ドル・円は上昇基調に振れやすい。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は127円72銭から128円64銭、ユーロ・円は138円52銭から139円26銭、ユーロ・ドルは1.0828ドルから1.0859ドル。

【要人発言】
・国際通貨基金(IMF)高官
「最近の円安はファンダメンタルズ主導、日本の政策変更の理由とはならない」
・鈴木財務相
「G7で為替について最近の急激な円安について説明した」
「為替動向について、高い緊張感をもって注視」
「為替はファンダメンタルズを反映して安定推移が望ましい」
・習・中国国家主席
「世界経済の回復は依然として脆く、弱い」
「課題に直面する国どうしで共同の取り組みを呼びかける」
「他国の政策変更の影響には慎重であるべき」

【経済指標】
・NZ・1-3月期消費者物価指数:前年比+6.9%(予想:+7.1%、10-12月期:+5.9%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円はしっかり、米金利は持ち直し