米国株式市場はまちまち。ダウ平均は249.59ドル高の35160.79ドル、ナスダックは166.59ポイント安の13453.07で取引を終了した。金利の上昇が一段落したほか、ITサービスのIBM(IBM)や消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の好決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。ダウは終日堅調に推移した。一方、動画配信のネットフリックス(NFLX)の冴えない決算を受けハイテクが売られ、ナスダック総合指数は下落。セクター別では、ヘルスケア機器・サービス、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。

消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は値上げが売上高の拡大に寄与し、決算が予想を上回ったほか、通期の業績見通し引上げで、上昇。また、地銀のM&Tバンク(MTB)も四半期決算で1株あたり利益が予想を上回り上昇した。レンタカーサービスを提供するエイビス・バジェット・グループは(CAR)はアナリストによる投資判断引上げで上昇。一方、バイオのアボットラボ(ABT)は1−3月期決算で1株あたり利益は予想を上回ったが、見通しを据え置いたことが失望売りに繋がり、下落。動画配信のロク(ROKU)は同業のネットフリックス(NFLX)の低調な決算を受け、警戒感から売られた。同じく動画配信ビジネスも運営するエンターテインメントのウォルト・ディズニー(DIS)も下落。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に1−3月期決算を発表。1株あたり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ249ドル高、ハイテクが重しに