米2月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.8%と、1月+0.6%から伸びが拡大し予想に一致した。昨年10月来で最大。前年比では+7.9%と、やはり伸びが1月+7.5%から拡大し、1981年以降41年ぶり最大を記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食料を除いたコア指数は前月比+0.5%と、伸びは1月+0.6%から鈍化。予想に一致した。前年比では6.4%と、1月+6.0%から伸びが拡大し、予想通り1982年以降40年ぶり最大を記録した。

同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数(3/5)は前週比1.1万件増の22.7万件と、前回21.6万件から予想以上に増加。失業保険継続受給者数(2/26)は149.4万人と、前回146.9万から減少予想に反し増加した。

ドルは底堅く推移。ドル・円は115円85銭へ弱含んだのち、116円10銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.1121ドルの高値から1.1061ドルまで反落した。

【経済指標】
・米・2月消費者物価指数:前年比+7.9%(予想:+7.9%、1月:+7.5%)
・米・2月消費者物価コア指数:前年比+6.4%(予想:+6.4%、1月:+6.0%)
・米・2月消費者物価指数:前月比+0.8%(予想:+0.8%、1月:+0.6%)
・米・2月消費者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.5%、1月:+0.6%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.7万件(予想:21.7万件、前回:21.6万件←21.5万件)
・米・失業保険継続受給者数:149.4万人(予想:145.0万人、前回:146.9万人←147.6万人)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米2月コアCPI、40年ぶり最大の伸び、ドル底堅く推移