27日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円49銭まで上昇後、115円16銭まで反落し、115円37銭で引けた。米10-12月期国内総生産(GDP)速報値の伸びが7-9月期+2.3%から予想以上に拡大し、2020年7-9月期来で最大となり、2021年の成長率が1984年以降37年ぶりの大幅な伸びを記録したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利上げを織り込むドル買いが一時強まった。ただ、米国株式は不安定な動きを続けており、リスク選好的なドル買い・円売りは一服した。

ユーロ・ドルは1.1162ドルから1.1132ドルまで下落し、1.1145ドルで引けた。欧米金利差拡大観測にユーロ売りが加速。ユーロ・円は128円77銭から128円33銭まで下落。ポンド・ドルは1.3358ドルまで下落後、1.3407ドルまで反発も上値は限定的となった。ドル・スイスは0.9300フランから0.9338フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米利上げ推進を意識してドル買い強まる