25日のドル・円は、東京市場では114円10銭から113円67銭まで下落。欧米市場では、114円16銭まで買われた後、113円78銭まで反落し、113円86銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に113円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況となっており、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。

今回開催のFOMC会合では、3月に利上げを開始することやバランスシート縮小について議論されるとみられている。現時点で年内3回以上の利上げが実施される可能性は高いものの、市場参加者の一部は「インフレ見通しについては意見が分かれる可能性がある」と指摘しており、バランスシート縮小の必要性については、「今後数回のFOMC会合で慎重に議論される」との声も聞かれている。また、ウクライナを巡るロシアと米国(NATO)の対立が短期間で解消される可能性は低いことから、地政学的リスクが高まっていることも考慮される可能性がある。今回のFOMC会合で米金融政策の方向性はより明確になりそうだが、インフレ見通しが大きく変わる可能性は残されており、米長期金利の動向について予断を持つことは難しくなりそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況