11日の米国市場では、NYダウが183.15ドル高の36252.02、ナスダック総合指数が210.62pt高の15153.45、シカゴ日経225先物が大阪日中比305円高の28455円といずれも上昇した。12日早朝の為替は1ドル=115.30-40円(11日午後3時は115.27円)。上院銀行委の再任承認公聴会における連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の証言は金融引き締め懸念を強めるものではなかったことから警戒感が後退。前日の米国市場では金利が低下に転じハイテク株を中心に買い戻された。こうした流れを引き継いで、本日の東京市場でも直近の下落がきつかった銘柄を中心にハイテク・グロース(成長)株の買い戻しが予想され、具体的にはキーエンス<6861>、日本電産<6594>、SHIFT<3697>
などが挙げられよう。また、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの半導体関連株も反発が見込まれる。一方、米長期金利の上昇一服から、前日まで堅調だった三菱UFJ<8306>や東京海上HD<8766>などの大手金融株は利益確定売りに押されそうだ。
<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:東エレクやレーザーテックなどに注目