29日の米国市場ではNYダウが90.42ドル高の36488.63と1カ月半ぶりに史上最高値を更新。ナスダック総合指数は15.51pt安の15766.22、シカゴ日経225先物は大阪日中比20円安の28810円とわずかに下落した。30日早朝の為替は1ドル=114.90-115.00円(29日午後3時は114.86円)。本日の東京市場では、景気敏感株を中心に買われた米株市場を引き継いで、信越化学<4063>、日本製鉄<5401>、UACJ<5741>、DOWA<5714>などの上昇が予想され、1ドル=115円近辺で推移する円安基調の為替を支えにトヨタ自<7203>やデンソー<6902>も堅調が予想される。また、年末で全体相場閑散の中でも商船三井<9107>や川崎汽船<9107>などの海運株は活発な取引が予想される。一方、米長期金利の上昇への警戒感から冴えない動きとなった米ハイテク株の流れから、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>などは軟調となりそうだ。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:トヨタ自や商船三井などに注目