米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した9月FHFA住宅価格指数は前月比+0.9%となった。伸びは8月+1.0%から拡大予想に反し縮小しマイナスとなった昨年5月来で最小の伸びにとどまった。同時刻に発表された米9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は前年比+19.05%。伸びは8月の+19.65%から予想以上に縮小し5月来で最小。
住宅需要はパンデミックにより大きく増加したが、ここにきてサプライチェーン混乱などが要因となり、供給が需要に追い付かず、手頃感が大きく後退。市場の拡大も一段落している。
米国債相場は荒い展開が続き、米10年債利回りは1.42%まで低下。9日来の低水準で推移した。
ドル・円は113円00銭から112円70銭まで下落し安値を試す展開。ユーロ・ドルは1.1353ドルから1.1371ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+19.05%(予想:+19.30%、
8月:+19.65%←+19.66%)
・米・9月FHFA住宅価格指数:前月比+0.9%(予想:+1.2%、8月:+1.0%)

<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米9月FHFA住宅価格指数/S&P20都市住宅価格指数、予想下回りドル売り