米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は66.8となった。10月71.7から上昇予想に反し低下し2011年11月以降10年ぶり低水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目している同指数の1年期待インフレ率速報値は4.9%と、10月4.8%から上昇し2008年7月以来で高水準を記録したものの予想に一致。5-10年期待インフレ率速報値も2.9%と、10月と同水準を維持しており、FRBの判断通り、中期のインフレ期待は依然抑制されている。

同時刻に米労働省が発表した9月JOLT求人件数は1043.8万件と、8月からは減少したものの予想1030.0万件は上回った。

結果を受けて米国債相場は反発。米10年債利回りは1.57%から1.54%まで低下。ダウ先物も上げ幅を縮小した。

ドル売りが強まり、ドル・円は114円00銭から113円80銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1433ドルの安値から1.1449ドルまで強含んだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米11月ミシガン大消費者信頼感指数10年ぶり低水準、予想外に悪化、ドル売り