NY外為市場でドル・円は日米金利差拡大観測に上値を試す展開となった。ドル・円は110円47銭から110円77銭まで上昇。一目均衡表の雲(109.85-110.19)も突破し、心理的節目111円を試す展開となった。ユーロ・円は129円39銭から129円79銭まで上昇した。

米連邦準備制度理事会(FRB)は9月連邦公開市場委員会(FOMC)で大規模緩和維持を決定すると同時に、資産購入縮小の条件が満たされ、速やかに開始することが正当化されると言及。11月のFOMCで資産購入規模の縮小計画が発表されると見られている。これに対し、新型コロナウイルスの変異株流行が収束せず依然、景気に影響を与えている日本の中銀は一段の緩和の可能性をほのめかしている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル・円一目均衡表雲突破し一段高、日米金利差拡大観測強まる