日経平均は98円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。今日告示となる自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=109円70銭前後と、昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことも輸出関連株などの株価を支えた。一方、米国経済の先行き不透明感が継続していることに加え、昨日の上海や香港の株式相場が下落したこともあり、中国経済の先行きに対する懸念も意識され、株価の重しとなった。また、東京市場が明日から3連休となることから積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は98円高、寄り後は堅調