マザーズ先物見通し:反発、ブロックチェーンが下支え、5日線の維持が争点
FISCO 2021年08月20日 08:20:00
本日のマザーズ先物は反発が予想される。19日の米国株式市場はFRBが年内に緩和縮小に踏み切る可能性が強まったことが引き続き警戒され、寄り付きから下落。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行で世界経済の回復減速への懸念も根強く、ダウは終日軟調に推移。ただ、週次失業保険申請件数がパンデミック開始以降の低水準となったため、押し目からは労働市場の回復期待を受けた買いも見られ、下値を支えた。ハイテクは底堅く推移し、ナスダックは小幅高。本日のマザーズ先物は米ナスダックやナイトセッションが上昇した流れを引き継ぎ、反発でのスタートが予想される。国内では日銀がクラウド上で中銀デジタル通貨(CBDC)の実証実験を開始したと日本経済新聞が報じている。この報道により、マザーズ市場でもメタップス<6172>など、ブロックチェーン関連銘柄が相場を下支えすることが予想される。日足チャートでは、二中取引で超えるであろう、5日線を維持できるかが争点となりそうだ。本日の上値のメドは1060.0pt、下値のメドは990.0ptとする。 <FA>
情報提供元: FISCO