18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円72銭から110円07銭まで上昇し、109円76銭で引けた。ブラード米セントルイス連銀総裁のタカ派発言に加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が早期の緩和縮小を示唆するとの思惑に金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。公表された議事要旨では、緩和縮小の時期を巡り見解が依然分かれたことが明らかになったことから、長期金利は伸び悩み、ドル買いは後退した。

ユーロ・ドルは1.1694ドルまで下落後、1.1742ドルまで上昇して1.1709ドルで引けた。ユーロ・円は128円95銭まで上昇後、128円51銭まで反落。ポンド・ドルは1.3745ドルまで下落後、1.3786ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9146フランから0.9196フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は一時110円07銭、金融緩和策縮小の思惑強まる