NY外為市場ではカナダの低調な経済指標を嫌気し、カナダドル買いが一段落した。朝方は原油高を好感したカナダドル買いが優勢となっていた。ドル・カナダは1.2253カナダドルまで下落後、1.2290ドルまで反発。カナダ円は90円47銭まで上昇し15日来の高値を更新後、90円10銭へ反落した。

米国の週次統計で、在庫が予想以上に減少したためNY原油先物は上昇。一方、朝方発表されたカナダ4月小売売上高は伸びが3月+3.6%からマイナスに落ち込み、下落率は予想以上で過去最大の落ちこみを示した昨年4月来で最大を記録した。
【経済指標】
・カナダ・4月小売売上高:前月比−5.7%(予想:-4.9%、3月:+3.6%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:カナダドル伸び悩む、加4月小売売上高の落ちこみを嫌気