3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円77銭から110円32銭まで上昇し、110円29銭で引けた。米5月ADP雇用統計で雇用者数の増加幅は予想に反して4月から拡大したほか、先週分新規失業保険申請件数はパンデミック開始以降初めて40万件を割り込んだ。米5月ISM非製造業景況指数も予想以上に上昇したため、長期金利の上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。また、一部報道で、インフラ計画を成立させるためにバイデン大統領が共和党との交渉において法人税増税計画緩和を提案したと伝えられたこともドル買い・円売りにつながった。

ユーロ・ドルは1.2189ドルから1.2118ドルまで下落して、1.2129ドルで引けた。ユーロ・円は133円85銭から133円63銭まで下落。ポンド・ドルは1.4189ドルから1.4087ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8991フランから0.9052フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:良好な米雇用関連指標を受けてドル買い強まる