午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円10銭台で推移。本日の大引け時に、米MSCI指数採用銘柄の入れ替えに絡んだ売りが出るとの観測が流れている。除外が29銘柄で新規採用銘柄が0、ソフトバンクG<9984>、伊藤忠<8001>、ヒューリック<3003>なども組み入れ時価総額が減少となるもようだ。

一方、東京株式市場は日経平均が198.70円と寄り付きから下げ幅を拡大している。fed高官によるテーパリング議論の言及や大引けのMSCI絡みの売りを警戒して、目先の需給悪化懸念が上値を重くしているようだ。また、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が990円安、ソフトバンクG<9984>が120円安と下落していることも、相場の重しとなっているもよう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:1ドル109円10銭台、 大引けでMSCI絡みの売り警戒