19日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円31銭まで上昇後、108円01銭まで下落して、引けた。株安に連れたリスク回避の円買いや、対欧州通貨でのドル売りに押された。

ユーロ・ドルは1.2014ドルから1.2040ドルのレンジで底堅く推移し、引けた。ドイツ連銀が4月月報の中で、ドイツの1-3月期経済が縮小するとの見通しを示したため景気への懸念を受けたユーロ売りに上値が抑制されたと同時に、夏にかけて、ワクチン接種が加速し、域内の景気回復に勢いがつくとの期待を受けたユーロ買いも続いた。

  
ユーロ・円は130円22銭から129円83銭まで下落した。

  
ポンド・ドルは1.3908ドルから1.3993ドルまで上昇した。英国は規制緩和を開始したほか、コロナウイルスによる死者が大幅に減少、ワクチン接種ペースの加速で、回復期待が強まりポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.9132フランから0.9161フランまで上昇した。

  [経済指標]・特になし <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 4月19日のNY為替概況