7日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円94銭から109円60銭まで下落して引けた。米2月貿易赤字が過去最大に拡大、また、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月16-17日分)がハト派方針を示すことを織り込み米国債相場が堅調推移。長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。議事要旨ではサプライズなく、FRBのハト派姿勢が確認され戻り鈍い展開。

ユーロ・ドルは1.1915ドルまで上昇後、1.1870ドルへ反落し引けた。クノット・オランダ中銀総裁が、ユーロ圏経済が予想通りに展開した場合のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を7-9月期から段階的に縮小する可能性を示唆したことを受けたユーロ買いが継続。その後、レーン理事が「インフレが目標に向けて進んでいる証拠なく、緩和策を維持していく」とハト派姿勢を再表明したためユーロ売りが再燃した。

  
ユーロ・円は130円69銭まで上昇後、130円33銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.3820ドルから1.3729ドルまで下落。

ドル・スイスは0.9296フランから9268フランまで下落した。


 [経済指標] ・米・2月貿易収支:-711億ドル(予想:-705億ドル、1月:-678億ドル←—682億ドル) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 4月7日のNY為替概況