日経平均は237円安(9時15分現在)。米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが株価の重しとなったほか、昨日の日経平均が30000円の大台を回復したことで目先達成感から利益確定売りも出やすかった。また、今日は日銀金融政策決定会合の結果と金融政策点検結果が公表され、黒田日銀総裁が記者会見を開くことから、これらの内容を見極めたいとして積極的な売買を見送る向きもあった。一方、新型コロナ感染の再拡大が懸念される中ではあるが、政府が1都3県の緊急事態宣言を21日で解除することを決めたことを受け、足元経済への悪影響が緩和されるとの期待感などが株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。日経平均は寄り後はやや下げ渋っている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は237円安、寄り後やや下げ渋り