12日の米国長期債相場は続落。この日発表された3月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)は2月の76.8から83.0に上昇したことや、米国株式の先高観は後退していないことから、長期債の売りが強まる展開となった。ワクチン接種の拡大によって米国経済の早期正常化への期待が広がっていることも、債券利回りの上昇につながった。10年債利回りは一時1.640%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて1.625%近辺で推移した。

イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は+147.60bp近辺、2年−30年は+223.10bp近辺で引けた。2年債利回りは0.15%(前日比:+1p)、10年債利回りは1.62%(同比:+9bp)、30年債利回りは、2.38%(同比:+9bp)で取引を終えた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:長期債相場は続落、米国経済の早期正常化への期待広がる