米国の3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は83.0と、2月76.8から予想以上に改善しパンデミックにより経済が封鎖された昨年3月以降ほぼ1年ぶり高水準となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目している同指数の1年期待インフレ率速報値は3.1%と、2月3.3%から低下。5-10年期待インフレ率速報値は2.7%と、3カ月連続で同水準となり、インフレ期待が抑制されている証拠となった。

米国債相場は軟調推移を維持。10年債利回りは1.62%まで上昇した。ドルは高止まり。ドル・円は109円00-05銭で高止まり。ユーロ・ドルは1.1930ドル前後の安値圏で推移した。

【経済指標】
・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:83.0(予想:78.5、2月:76.8)
・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.1%(2月:3.3%)
・米・3月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.7%(2月:2.7%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、予想上回りドル高止まり