午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=108円60銭台で推移。OECDは米国の追加経済対策で米経済は急回復し、世界の経済も想定以上の成長に導くとの見方を示したとブルームバーグが報じている。早期の経済回復の期待感により、財政支出も早期に抑制されるとの見方から債券も下げ止まり感が出ているようだ。日本国債10年の360回債の利回りは前日比変わらずの0.110%。長期国債先物は7銭高の151円12銭。

一方、東京株式市場は日経平均が40.15円安とマイナスに転じている。3月期末であることで、機関投資家の売りによる需給悪化懸念や、早期の経済回復による出口戦略への懸念により、株式市場も上値が重い状況が続いているようだ。また、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が1000円以上の下落、ソフトバンクG<9984>も150円程度の下落となり、相場の重しとなっているようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:1ドル108円60銭台、OECD世界経済は急回復