3日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円80銭から107円15銭まで上昇後、106円85銭まで反落し、107円02銭で引けた。米長期債利回りの上昇に伴うドル買いが強まったのち、2月ADP雇用統計や2月ISM非製造業景況指数が予想を下回り、ドル買いは一時後退したが、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、全米の経済活動がほとんどの地区で緩やかに拡大したことが明らかになり、ドルは底堅く推移した。

ユーロ・ドルは1.2043ドルまで下落後、1.2081ドルまで反発し、1.2063ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、利回り曲線の動向が「非常に穏やか」との見解を示しており、ユーロは下げ渋った。ユーロ・円は128円74銭から129円25銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3921ドルまで下落後、追加財政支援策への期待で1.3991ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9167フランから0.9199フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利再上昇でドル買い継続