日経平均は108円高(9時10分現在)。米国株安を受けた今日の東京株式市場だが、寄付き段階では買いが先行した。新型コロナワクチンの普及や米追加経済対策に対する期待感から景気の先行き楽観ムードが継続していることに加え、昨日の海外市場で米長期金利が落ち着いた動きとなったことなどが安心感となった。一方、首都圏1都3県の知事が緊急事態宣言を2週間延長するよう政府に求める調整に入ったと伝えられるなど、新型コロナによる足元経済への悪影響が懸念され、株価の重しとなった。また、明日4日のパウエルFRB議長の講演や、5日発表予定の2月の米雇用統計の内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後も堅調に推移している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は108円高、寄り後堅調