12日の米国長期債相場は続落。この日発表された2月米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は1月実績の79.0を下回る76.2に低下したが、原油先物が一段高となったことから、長期債などの利回り水準は上昇した。追加経済対策案の早期成立への期待も残されており、リスク回避的な債券買いは縮小。バイデン米大統領は12日、新型コロナウイルス救済法案(追加経済対策案)の実現に向け州知事や市長と会合し、失業者への支援や学校再開に一段の協力が必要と訴えた。10年債利回りは取引終了時点にかけて1.210%近辺まで上昇した。

イールドカーブは、スティープニング気配で推移。2年−10年は+110.30bp近辺、2年−30年は+190.40bp近辺で引けた。2年債利回りは0.11%(前日比:0bp)、10年債利回りは1.21%(同比:+5bp)、20年債利回りは1.83%(同比+6bp)、30年債利回りは、2.01%(同比:+6bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:続落、原油高などが嫌気される