5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円77銭まで上昇後、105円34銭まで反落し、105円39銭で引けた。米1月雇用統計で大幅な雇用増を期待したドル買いが強まったが、雇用の伸びは市場予想を下回ったため、失望感からドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1981ドルから1.2050ドルまで上昇し、1.2049ドルで引けた。メルケル首相がドイツのロックダウンを2週間延長する計画を発表し、ユーロ買いはやや一服した。ユーロ・円は126円64銭から127円00銭まで上昇。大規模な追加経済対策が成立するとの期待を受けた株高に連れリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3687ドルから1.3740ドルまで上昇。英国中央銀行がマイナス金利をすみやかに導入するとの思惑は後退し、ポンドの買戻しが継続。ドル・スイスは0.9035フランから0.8988フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:1月米雇用統計発表後にドル売り強まる