5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円95銭まで上昇後、102円61銭まで下落し、102円74銭で引けた。米供給管理協会(ISM)が発表した12月ISM製造業景況指数が低下予想に反して上昇し、2018年8月以来の高水準を記録したことを好感し、ドル買いが優勢となった。しかし、メスター・クリーブランド連銀総裁などのハト派発言も手伝いドル売りが再燃。

ユーロ・ドルは1.2254ドルまで下落後、1.2306ドルまで上昇し、1.2293ドルで引けた。ユーロ・円は126円05銭まで下落後、126円31銭まで反発した。ポンド・ドルは1.3559ドルまで下落後、1.3642ドルまで上昇。英国は新型コロナウイルス変異種感染拡大抑制を目的の全土ロックダウンによる景気の悪化への対処として、政府は新たな企業支援策を発表したため、見通し改善でポンドの買戻しが優勢となった。ドル・スイスは0.8809フランまで上昇後、0.8776フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:さらなる金融緩和への思惑でドル弱含み