米国株式相場は反落。ダウ平均は382.59ドル安の30223.89ドル、ナスダックは189.83ポイント安の12698.45ポイントで取引を終了した。年明けワクチン普及や各国の製造業PMIの改善で世界経済回復期待から寄り付き後上昇し、ダウは日中取引で史上最高値を更新した。その後、新型コロナウイルス変異種感染拡大抑制のため英国が第3回目の全土ロックダウン入りを発表、さらに、ジョージア州の上院決選投票を控えた警戒感に利益確定売りが加速し大きく下落に転じた。セクター別では消費者サービス・不動産が大きく下落した一方で、自動車・自動車部品が上昇。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は10−12月期の納車台数が四半期としては過去最多を記録したことが好感され上昇。栄養補助食品会社のハーバライフ・ニュートリション(HLF)は物言う投資家カール・アイカーン氏から同氏が保有している株の半分以上を買戻したと報じられ上昇した。また、ヘルスケアサービスのマゼラン・ヘルス(MGLN)は同業のセンティーンによる買収で合意したとの報道が好感され急伸。一方で、航空機メーカーのボーイング(BA)やファストフードチェーンのマクドナルド(MCD)はアナリストの投資判断引き下げを嫌気しそれぞれ下落した。

エバンス・シカゴ連銀総裁は、「FRBはインフレが不快なほどの脅威にならない限り、利上げを急ぐべきはない」と、当面金融緩和策を維持する姿勢を示した。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ382ドル安、ジョージア州上院決選投票を警戒