米国株式相場は続伸。ダウ平均は204.10ドル高の30403.97ドル、ナスダックは94.69ポイント高の12899.42ポイントで取引を終了した。追加経済対策・歳出法案の成立で政府機関閉鎖が回避されたほか、景気見通しの改善で、寄り付きから大きく上昇した。ワクチンへの期待も支援し、終日堅調に推移し史上最高値を更新した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や小売りが上昇した一方で、エネルギーは下落。

航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)やクルーズ船運営のカーニバル(CCL)、ノルウェージアンクルーズ(NCLR)は追加経済対策の成立を受けた景気見通しの改善で軒並み上昇。電動トラックメーカーのニコラ(NKLA)はアナリストの判断引き上げを好感して急伸した。フードデリバリーのドアダッシュ(DASH)はカリフォルニア州の新たな法律がデリバリーサービスに影響を与える可能性が報じられ、警戒感から下落。今年7月に上場したオンライン保険のレモネード(LMND)は内部関係者による株式売却を制限するロックアップ期限切れを今週に控えていることを背景にした売りが加速し下落した。

下院は28日夜、経済対策の一環である国民への現金支給額を2000ドルに引き上げる採決を予定している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ204ドル高、追加経済対策の成立を好感