17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円88銭まで下落後、103円18銭まで反発し、103円10銭で引けた。週次失業保険申請者数が増加し、利回り低下に伴うドル売りが加速。その後、追加経済対策を巡る協議が合意に向けて一段と進展したことが明らかになると、ドル売りは後退した。

ユーロ・ドルは1.2239ドルから1.2273ドルまで上昇し、1.2269ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、「域内経済のすみやかな回復予想がユーロを押し上げている」との見解を示し、ユーロ買いが一段と強まった。ユーロ・円は126円05銭から126円52銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3624ドルまで上昇後、1.3545ドルへ反落。英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉の合意期待が強まったが、合意形成は依然困難であることが判明し、ポンド売りが再燃。ドル・スイスは0.8830フランから0.8857フランまで上昇した。スイス中銀のフラン高是正介入警戒感にフラン売りが強まった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ECB理事の発言でユーロ続伸