米国株式相場は上昇。ダウ平均は37.90ドル高の29910.37ドル、ナスダックは111.45ポイント高の12205.85ポイントで取引を終了した。

トランプ大統領が来週にも新型コロナウイルスワクチン供給が可能となる可能性に言及したため期待感に寄り付きから上昇した。感謝祭当日の小売り各社オンライン売り上げが過去最高規模を記録し消費への懸念が後退、政局不透明感の後退も手伝った。史上最高値付近では利益確定売りも続き一時下落に転じるも終日堅調に推移。ナスダック総合指数は史上最高値を更新して終了した。セクター別では、医薬品・バイオテク、ヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、エネルギーが下落。

オンライン小売りのアマゾン(AMZN)、ホームセンターを運営するホームデポ(HD)は強い年末商戦への期待にそれぞれ上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は競合のアストラゼネカがデータに懐疑的見方が広がったため追加治験を実施すると発表すると急伸した。一方、エンターティンメントのウォルト・ディズニー(DIS)は追加人員削減計画を発表したことで業績への警戒感が広がり下落。

アマゾン(AMZN)はパンデミック下で従業員に300ドル、臨時雇用者に150ドルの特別手当を支給する計画を発表した。

(Horiko Capital Management LLC)




<YN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株は上昇、ワクチンや年末商戦に期待