本日のマザーズ先物は続伸が予想される。19日の米国市場はワクチン実用化が視野に入ったものの広範に行き渡るには時間がかかり、新型コロナウイルス感染の再拡大で世界経済の低迷を懸念し投資家心理が悪化したため寄り付きから下落した。週次失業保険申請者数が予想外に増加した為、さらに懸念が強まり軟調推移となったが、引けにかけて、民主党のシューマー上院院内総務が共和党のマコーネル上院院内総務と追加経済対策の交渉再開で合意したと明らかにすると期待感から上昇に転じた。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は米国市場が反発したことやナイトセッションがプラスで取引を終了した流れを受けて続伸でのスタートが予想される。国内では、一昨日にサイバーエージェント<4751>が株式の売却を発表し、昨日に株価が乱高下となった時価総額上位のBASE<4477>について、日本経済新聞が「残る保有株の売却は考えていない」とサイバーエージェントのコメントを報じたことから、需給悪化要因が解消され、同社株が相場をけん引することが期待される。日足チャートでは、上に25日線、下に75日線が迫っており、本日はレンジの狭い値動きが予想される。本日の上値のメドは1220.0pt、下値のメドは1166.0ptとする。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続伸、BASEがけん引期待、レンジの狭い値動き