本日のマザーズ先物は続落が予想される。16日の米国市場は、新型コロナウイルスの来年に向けたワクチン実用化が現実味を帯び、見通しが改善し寄り付きから大きく上昇した。バイデン氏が議会は速やかにパンデミック経済救済策を成立させる必要があると主張したことも後押しし、終日堅調推移となった。ダウ平均株価指数は日中取引で史上最高値更新。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇。本日のマザーズ先物は米国市場が上昇したもののナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを引き継ぎ続落でのスタートが予想される。国内では、製造業の購買・調達部門のデジタル化の流れが加速しており、調達見積もり支援クラウドサービス(SaaS)をA1A社から川崎重工<7012>が導入、すでに20社以上が導入済みと日本経済新聞が報じている。このことから、時価総額上位のラクス<3923>などクラウド関連銘柄が注目され相場を下支えすることが期待される。日足チャートでは昨日にザラバ中では25日線を上回る場面があったが、引け値では下回っていたことから、上値の重さが警戒されることになりそうだ。本日の上値のメドは1240.0pt、下値のメドは1157.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続落、クラウド関連が下支えも25日線の重さを警戒