米国株式相場は反発。ダウ平均は152.84ドル高の28363.66ドル、ナスダックは21.31ポイント高の11506.01ポイントで取引を終了した。新規失業保険申請件数が減少し経済封鎖が始まった3月以降で最小となるなど、良好な経済指標を好感し上昇して寄り付いた。その後、追加経済対策を巡り不透明感から一時下落する局面もあったが民主党のペロシ下院議長が合意に楽観的な見通しを示すと引けにかけて一段高となった。セクター別ではエネルギー、銀行が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は予想を上回った決算が好感され上昇。アパレル小売りのギャップ(GPS)はモールなどにある小売り店を閉鎖し、オンライン販売に集中する方針転換を発表し急伸した。自動車メーカーのゼネラルモーターズは電気自動車ハマーの強い需要が好感され上昇。一方で、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はゴールドマンサックスによる投資判断引き下げで下落した。

追加経済対策を巡り、クドロー国家経済会議(NEC)委員長はインタビューで「大きな政策相違が解決される可能性は低い」と依然慎重な姿勢を示した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ152ドル高、良好な経済指標や経済対策交渉進展を好感