米国株式相場は下落。ダウ平均は130.40ドル安の27901.98ドル、ナスダックは140.19ポイント安の10910.28ポイントで取引を終了した。昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利は長期にわたり据え置かれることが確認されたものの量的緩和(QE)拡大の壁が高いことが明らかになり、失望感から下落して寄り付いた。雇用や住宅関連指標が予想を下回ったことも売りに拍車をかけた。一時上昇に転じる場面もあったが、ハイテク株の調整が続いており、引けにかけては再び下落幅を拡大した。セクター別ではメディア・娯楽、不動産が大きく下落した一方、素材が買われた。

クルーズを運営するカーニバル(CCL)は来年1月までの全運航停止を発表し下落。同業のノルウェージアンクルーズ(NCLH)も下落した。レストランチェーンのデーブ&バスターズ(PLAY)は経営破綻の可能性を警告し急落。自動車のフォード(F)は、人気のピックアップ(小型)トラックF-150の電動化(EV)新型車を2022年中旬に投入する計画を発表して上昇。オフィス家具メーカーのハーマンミラー(MLHR)は好決算や復配が好感され急伸した。

航空各社CEOは17日、大統領首席補佐官のメドウズ氏と会見し追加支援を要請した。政府支援がなければ10月1日付けで計画通り解雇が開始される。

Horiko Capital Management LLC



<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ130ドル安、量的緩和拡大に障壁