11日のマザーズ先物は前日比20.0pt高の1081.0ptとなった。なお、高値は1084.0pt、
安値は1044.0pt、取引高は5820枚。本日のマザーズ先物は、軟調な米国市場や小安く終了したナイトセッションの流れを引き継ぎ続落でスタートした。寄り付き後は前日比17.0ptまで値を下げる場面があったものの、その後プラスに転じるなど方向感の無い展開で推移した。しかし、後場に入り、東証1部市場が上げ幅を拡大すると、投資家のリスクセンチメントが改善したことから、マザーズ先物も徐々に上げ幅を拡大し、本日の高値付近で取引を終了した。なお、お昼休み中に総務省がIoT機器に対するセキュリティの調査を強化すると日本経済新聞が報じたことで、時価総額上位のAI inside<4488>やBASE<4477>などECや在宅ワーク関連銘柄に買い安心感が広がったことも、先物の上昇に寄与した。そのほか、政府がコロナ対策費として予備費1.6兆円の一部をアフリカなど途上国向けワクチン開発費などに充てると日本経済新聞が報じたことで、バイオ株に思惑が高まり、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ株が上昇し先物を下支えした。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:反発、政府の政策期待で買われる